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2008年1月

ハウステンボス(長崎)

今年のお正月、家族を引き連れ長崎旅行に行った。1泊目:雲仙温泉、2日目:ハウステンボスの日程。

1泊目の雲仙温泉は、老舗の九州ホテルさんに宿泊。「雲仙地獄」の真裏に位置し、露天風呂の壁の裏が雲仙地獄というロケーション。

Img_3071_2 施設は前回の改装から若干時間が経過しているだけあって若干古い印象を受けたが、ここの売りは洋食料理。スープのチョイスでブイヤベースを選んだがコレが絶品。メインでは、スズキのムニエル、和牛ステーキ、あわびのステーキ、カンパチのハワイトソースがけからのチョイスであったが、家族全員別々のものを選び、一口ずつ味見したがどれも最高。大型ホテルの夕食でのサービスとはとは思えない味でびっくり。ワインリストは全体的に高めではあったが、品揃えには結構気を使っており、大抵の銘柄は網羅している。ご立派。正直、あまり期待していなかっただけに非常に満足してしまった。家族もえらく気に入ったらしく、父はもう一回来たい、と何度も繰り返していた。(写真は付け出し。お皿もおしゃれでした。)

2泊目はハウステンボス。大晦日に行ったので結構多くの人でにぎわっていた。(ここのテーマパークの大晦日のカウントダウンは地元では結構有名らしい。)子供がまだ小さいので、いわゆる「アトラクション系」にはまったくよらず、一日中、街の散策と博物館めぐりに費やしたが、意外や意外、これが結構楽しめる。ギヤマン美術館にしても、陶磁器博物館にしても、相当しっかりとしたコレクションなのだ。

街自体がバブル期の設計なので、バブル仕様でつくりがしっかりしており、まさに本物のオランダの街が再現されている。DISNEYランドのような張りぼての街ではないので金の掛け方がまるで違うのがわかる。よくもまあこんな町を佐世保につくったなあというのが実感。こうしたしっかりとした観光インフラを作れたとい意味ではバブルも悪くなかったんだと変なところで感心してしまった。本物のオランダに飛行機で行くことに比べたらはるかに安く上がると考えればお得感あり。ただし、当然のことながらオランダ人までは移住していないので、欧州旅行で味わえる雰囲気そのものまでは再現できないが・・・・。Img_3163

夜になると町はイルミネーションで非常に美しくライトアップされた。大晦日は、今年は20時からと24時からの2回もカウントダウンがあり、かなり大規模な花火の打ち上げがあった。どちらもスターマインをふくむ約20分の壮大なもの。夏の花火大会並でこれまたびっくり。お勧めでした。

客層としては、ざっくり20%-30%は中・台湾・韓国からの観光客。九州はアジアに近いことを改めて実感。(東京からよりも近い!)

意外に楽しい九州旅行でした。

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シチリア島の想い出(6)

セリヌンテとセジェスタ

セリヌンテはとにかく広かった。入り口近くの神殿は比較的保存状態がよいので、時間がない人はここだけを見ればよい。私は1回目の訪問では入り口部分だけしか見なかったので、2回目はじっくり時間を取って1Kmはなれた奥の遺跡群も訪問した。しかし奥の遺跡群はまさに廃墟といった趣で、観光ブックにも写真の紹介はない。廃れた雰囲気には十分浸れるが・・・。ここでもよくわからないのは、奥の遺跡群はカルタゴの植民地跡と同居していること。カルタゴはギリシャ植民地を徹底的に破壊したのでは? カルタゴ人は、破壊した神殿の脇に植民都市を建設したことになる。人の気持ちとして、廃墟の神殿の横に都市建設をするものだろうか? 次回訪問までには歴史をしらべておくことにしよう。

セジェスタの神殿は本当に保存状態がよい。また、場所ものっぱらのど真ん中。なぜここなんだ? という疑問がふつふつと沸いてくる。宇宙人と交信していたのでは? などというトンでも本を信じたくなる光景が目前に広がる。

神殿は駐車場から比較的近いが、古代劇場は徒歩20分の山の上にある。私と家内は夕方遅くに行ったため、古代劇場への道のりでは、往路はまだ観光客が何人かいたが、復路では完全に取り残されてしまった。結構不気味な光景となった上に、雨まで降ってきて不安に思っていたところ、遺跡の管理人(修復人)がたまたま軽トラックで上ってきたので、くだりはそのトラックに乗せてもらった。観光本によると、日没1時間前までが開館時間とのことゆえ、夕方遅く行く方は気をつけましょう。

セリヌンテとセジェスタ、どちらもギリシャの史跡としては非常に保存状態がよいので、レンタカーで廻るならぜひとも訪問したらよいと思う。道路はシンプルで標識通りに進めば迷うような箇所はまったくなし。

シラクーサ

シラクーサの考古学地区(町の北側)は古代劇場くらいしか見所がない。保存状態もあまよくないので、私個人としては印象が薄い。南のオルティジア島の方が、中世以降の景観をよく残していて、歩いていて面白い。治安面はなんとなく危なそうな雰囲気が漂っていたが、夜歩きをふらふらしたくなる魅力のある町並みで、若者があふれていた。無責任な発言だが、身ぐるみはがれても問題ない格好でふらふらしてみるのも一興では?(私は、高校生風の二人組みに尾行されていることに気がつき、後ろを振り返り睨み付けてやったら、その後はついて来なくなった。恐喝でもする気だったのかな?)

地球の歩き方には、この町のレストランではウニスパとイカ墨スパが食べられると書いてあったので期待していたが、残念ながらウニスパを出すレストランは発見できず。私が訪問したのが3月末だったので、季節が若干悪かったのかもしれない。その代わりイカ墨スパはたいていのレストランで出していることを確認した。

私は、中でもそこそこ高級そうに見える「ダルセーナ」というオルテイジア島に入ってすぐの運河脇のレストランでイカ墨スパを食べたが、可もなく不可もなく、まあ無難な味付けであった。(イカ墨スパは、ヴェネチアの魚市場前のレストランが圧倒的においしかったな・・・。)

PS

ちなみに、イタリアを旅行する際、ホテル予約はJolly Hotel GroupのWebが便利。イタリアの主要都市にはホテルがあり、価格はReasonableで設備・サービスもそこそこで安心できる。場所は観光地区からは若干(1Km程度)離れていることが多いが、レンタカーで廻る分には旧市街のど真ん中にあるより探しやすく却って好都合。WEBに英語があり、予約できるところもありがたい。私は、AgrientoもSiracusaもPalermoもJolly Hotelを使った。

http://www.jollyhotels.it/default_eng.asp

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シチリア島の想い出(5)

Piazza ArmerinaのVilla Romana del Casale

Piazza Armerinaの旧市外地区は、欧州によくある中世以降の古い町並みゆえそれほどものめずらしいものはないように思う。ここでの見物は、市外から車で15分(約5KM)ほど離れた場所にある古代ローマ別荘である。

シチリア島内は、観光地への道路標識は親切に整備されているので、レンタカーで移動する分には迷わずに目的地に到達できる。(とはいうものの、説明は難しいが、日本人の文化的常識とは若干異なる表示の仕方をしているので、慣れるまでに何度かは「騙された」が、経験をつんでくれば騙されなくなる。イタリアはまあ大丈夫。関係ないが、スペインの道路標識は本当に難解で、「どうしてこの標識でこちらの方向に進むのだ、ありえない!」ということが多々あり、最後まで慣れることはなかった。端的に述べると、ラテン系民族は、程度の差こそあれ、直感的・主観的な説明をするのである。日本人的にはきわめて不親切に感じる。)

このローマ時代の別荘のモザイクは必見。ローマ遺跡は欧州各国いろいろ見て廻ったが、これほど大量かつ保存状態がよい遺跡は他にない(と思う)。古代浴場の床にはりめぐらされたモザイク模様には、有名なビキニ姿の女性のデザインもある。ローマから離れていたからこそ、大規模な破壊を免れたのだろう。多少無理してでも、古代遺跡ハンターとしては、ぜひとも訪問しておきたい場所だと思う。

Agrigento

ギリシャ神殿に関しては、規模はアテネよりも小さいが、保存状態はシチリア島内の遺跡の方がはるかによい。Agrigentoのコンコルディア神殿、セジェスタの神殿は保存状態という意味では双璧。1回目のシチリア旅行でコンコルディア宮殿を訪問した際、目の前にホテルがあるのを発見。Hotel Athenaと言い、部屋の窓から遺跡が見えるホテルとして結構有名だということがわかったので、2回目の訪問時には、3ヶ月前からホテルに予約を入れ、遺跡が見える側の部屋を予約しておいた。ところが、旅行の1週間前になって、ホテル内装工事が大幅に遅延したため、部屋を用意できないと一方的にキャンセルしてきた。Agrigentoにはホテルは多く、他のホテルを探すのはまったく問題なかったが、きっとイタリアのことだからオヴァーブッキングに違いないと思い、遺跡訪問の後、文句を言うためにHotel Athenaに立ち寄ったところ、本当に内装工事をしていた。イタリアにあっては、工期が遅れるのは仕方ないのかなあとは思いつつ、であれば、最初から余裕を持って部屋の予約を受け付ければよいのに・・・・、と日本人的な発想をしてしまう自分を発見。ともあれ、このホテルへの宿泊は、老後の楽しみにとっておくこととなった。(きっと景色がよいだけでろくなホテルではないのだろうけれど・・・)。

ちなみに、Agrigentoの考古学博物館には、新世紀エヴァンゲリオンで出てきた人像柱テラモーネのオリジナルがある。私はマンガお宅ではないのでエヴァの詳細を理解しているわけではないが、エヴァの基本は旧約聖書をモチーフとしていなかったか? なぜギリシャ遺跡が関係してくるのか?、などという疑問がふつふつと沸いてきたが、どうでもよいことなので忘れることにした。

博物館内にあるテラモーネで囲まれた壮大な神殿の再現模型を見たが、2400年前にタイムスリップしてぜひとも実物を見てみたいという念に駆られた。今のAgrigentomには、かつて30万人もの人が住み、世界でもっとも美しい都市といわれた町の面影はまったくないだけに、想像力を掻き立てられる。

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