シチリア島の想い出(6)
セリヌンテとセジェスタ
セリヌンテはとにかく広かった。入り口近くの神殿は比較的保存状態がよいので、時間がない人はここだけを見ればよい。私は1回目の訪問では入り口部分だけしか見なかったので、2回目はじっくり時間を取って1Kmはなれた奥の遺跡群も訪問した。しかし奥の遺跡群はまさに廃墟といった趣で、観光ブックにも写真の紹介はない。廃れた雰囲気には十分浸れるが・・・。ここでもよくわからないのは、奥の遺跡群はカルタゴの植民地跡と同居していること。カルタゴはギリシャ植民地を徹底的に破壊したのでは? カルタゴ人は、破壊した神殿の脇に植民都市を建設したことになる。人の気持ちとして、廃墟の神殿の横に都市建設をするものだろうか? 次回訪問までには歴史をしらべておくことにしよう。
セジェスタの神殿は本当に保存状態がよい。また、場所ものっぱらのど真ん中。なぜここなんだ? という疑問がふつふつと沸いてくる。宇宙人と交信していたのでは? などというトンでも本を信じたくなる光景が目前に広がる。
神殿は駐車場から比較的近いが、古代劇場は徒歩20分の山の上にある。私と家内は夕方遅くに行ったため、古代劇場への道のりでは、往路はまだ観光客が何人かいたが、復路では完全に取り残されてしまった。結構不気味な光景となった上に、雨まで降ってきて不安に思っていたところ、遺跡の管理人(修復人)がたまたま軽トラックで上ってきたので、くだりはそのトラックに乗せてもらった。観光本によると、日没1時間前までが開館時間とのことゆえ、夕方遅く行く方は気をつけましょう。
セリヌンテとセジェスタ、どちらもギリシャの史跡としては非常に保存状態がよいので、レンタカーで廻るならぜひとも訪問したらよいと思う。道路はシンプルで標識通りに進めば迷うような箇所はまったくなし。
シラクーサ
シラクーサの考古学地区(町の北側)は古代劇場くらいしか見所がない。保存状態もあまよくないので、私個人としては印象が薄い。南のオルティジア島の方が、中世以降の景観をよく残していて、歩いていて面白い。治安面はなんとなく危なそうな雰囲気が漂っていたが、夜歩きをふらふらしたくなる魅力のある町並みで、若者があふれていた。無責任な発言だが、身ぐるみはがれても問題ない格好でふらふらしてみるのも一興では?(私は、高校生風の二人組みに尾行されていることに気がつき、後ろを振り返り睨み付けてやったら、その後はついて来なくなった。恐喝でもする気だったのかな?)
地球の歩き方には、この町のレストランではウニスパとイカ墨スパが食べられると書いてあったので期待していたが、残念ながらウニスパを出すレストランは発見できず。私が訪問したのが3月末だったので、季節が若干悪かったのかもしれない。その代わりイカ墨スパはたいていのレストランで出していることを確認した。
私は、中でもそこそこ高級そうに見える「ダルセーナ」というオルテイジア島に入ってすぐの運河脇のレストランでイカ墨スパを食べたが、可もなく不可もなく、まあ無難な味付けであった。(イカ墨スパは、ヴェネチアの魚市場前のレストランが圧倒的においしかったな・・・。)
PS
ちなみに、イタリアを旅行する際、ホテル予約はJolly Hotel GroupのWebが便利。イタリアの主要都市にはホテルがあり、価格はReasonableで設備・サービスもそこそこで安心できる。場所は観光地区からは若干(1Km程度)離れていることが多いが、レンタカーで廻る分には旧市街のど真ん中にあるより探しやすく却って好都合。WEBに英語があり、予約できるところもありがたい。私は、AgrientoもSiracusaもPalermoもJolly Hotelを使った。
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