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シチリア島の想い出(1)

このブログで病気ネタを続けていたら、なんだかとっても疲れてきたので、気分転換に病気になる前の楽しかった記憶の引き出しを引っ張りだすことにした。

私は90年代の後半から2000年代の前半まで、欧州の某都市に駐在するチャンスに恵まれた。欧米系の駐在体験を社内で話題に出すとなにかと評判が悪いことが多い(=会社の金を使って遊んでばかりいたと思われてしまう)ので、楽しい旅行計画に資するような情報はいっぱい持っているにもかかわらず、それを役立てるチャンスがないのが実態。記憶がまだ残っているうちに、あれこれ書き留めておくことにしたので、欧州への旅行計画の参考しでもしていただければ幸いである。

まず最初は、一番大好きなシチリア島の想い出から。

私が欧州で一番好きな観光地がシチリア島である。食事がおいしい、海がきれい、ローマ・ギリシャ遺跡が大量に残っており保存状態もよい、物価も比較的安い、自然の景観美もある、気候も最高!、等々良いことだらけ。しかし、それらの長所をすべて足したものとバランスしてしまうくらい治安が悪い(らしい)ことは指摘しておかなければならないだろう。

私は幸いなことに2回のシチリア個人旅行で、危険な目には一度もあっていないので、シチリアの治安が悪いなどという実感はない。(ナポリでは結構危ない目にあったことがある。このネタはいつかチャンスがあれば別途ご紹介する。)

今でこそ、外務省のWEB内にある海外危険情報は、観光団体からの圧力を受けてか、小泉さんの自己責任の徹底の流れなのか裏事情は知らないが、情報が完全に骨抜きにされて、治安状態に関する記述は生命にかかわるような情報以外はほとんどなくなってしまったが、一昔前までは、それはそれは下手なホラー小説よりも怖い記述が満載であった。特に、イタリアやスペインの記述は相当なもので、これを読んだら旅行を取りやめたくなるような話題が多かった。中でも南イタリア・シチリア島の強盗の話題はバイオレンス系で、本当に生きて帰れるのか不安に思えるほどであった。旅行中に強盗に出くわす可能性はきっと最大でも10%程度以下であろうから、あまり心配する必要はないのだろうが、出くわすことを常に想定し、すきのない行動を心がける必要はあると思う。(その意味で、外務省の危険情報の弱体化は非常に残念に思う。あれを読むのと読まないのとでは、気持ちの持ち様が違う。)

シチリア島内は観光ポイントが散在しているので、効率的に回るにはレンタカーが便利。バス便もあることはあるが、本数が限られているので時間制約のある社会人にはちょっときついかな、という感じか。私は2回ともレンタカーを利用した。飛行場は往復ともパレルモを拠点とし、1回目は島内を左回り、2回目は右回りした。

細かな話だが、レンタカーを借りる際の注意点としては、あまり高級車を借りると犯罪者に狙われる確率が高くなるので避けるべし。安いカテゴリーにしすぎると、韓国車になってしまうことが多い。地中海ドライブを韓国車でするというのも若干興ざめの感があるが、かといってイタリア車では故障に出くわす確率が高くなり、治安上問題あるシチリアではお勧めできない。予約の際には、ミドルクラスの車種でドイツ車かフランス車を指定しておくのが無難だろう。また、欧州ではオートマチック車の普及はまだまだ遅れているので、レンタカーでオートマ車指定予約をしていても、現地についたらオートマ車はないということが多い。したがって、オートマ車指定の免許しか持っていない人が、欧州の田舎旅行をレンタカーで回る旅程を立てるのはリスキーであると思う。(また、左ハンドル車のマニュアルミッション操作は、運転したことがないならば、慣れるのに20-30分は必要。事前にイメージトレーニングしておきましょう!)

訪問した観光地は、パレルモ、セジェステ、セリヌンテ、ピアッツァ・アルメリーナ、シラクーサ、タオルミーナ等。それぞれの観光地で、私のお勧めポイントを記述していくことにする。

(つづく)

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