シチリア島の想い出(2)
この町は中世の歴史建造物がたくさんあり、それなりに観光を楽しめる。観光の薀蓄は観光ブックにゆずるとして、ここでおいしいレストランのご紹介を。
私は家内といっしょに地球の歩き方に紹介されているレストランからSantandreaを選んで行ってみた。シチリアの家庭料理とのことであったが、ここが最高においしかった。
場所はヴィッチリア市場の裏手というか、サン・ドメニコ教会の裏20mくらいのところにあり、比較的わかりやすい場所にある。昼間にレストランを訪問し、夜の予約を直接お願いする。英語はまったく通じなかったが、トラベル伊会話で十分事足りた。結構観光客慣れしている様子。店の前にメニューが張ってあったがすべて伊語。なんだかよくわからないが、まあなんとかなるだろうと思い、夜の7時ごろに再訪。
注文するのにトラブル可能性が高いと思い、開店の7時調度に訪問したが、すでにアメリカ人観光客の6人組が先客として入っていた。ウエーターが来て、伊語は話せるか?と聞かれるが、もちろんNO。すると、英語を話せるウエートレスが一人だけいるので彼女を待て、と指示された。
アメリカ人の対応が終わってわれわれの席に廻ってきたのは、たぶん学生さんと思われる(アルバイトらしい?)若い女の子。伊語訛りのわかりにくい発音だったが文法は正確。本日の定食メニューをフルコースひとおり説明してくれた。われわれはせっかくだからということで、4品フルコースにチャレンジしたが、これがまたどれをとっても絶品。シチリア料理は、イワシの味付けとパン粉の使い方に特徴があると思うのだが、私はミラノやフィレンツェの高級レストランで食べるのより、この店の味付けの方が好きだ。ボリュームは、最初から覚悟していたとはいえ、すごい量で正直苦しかったが、デザートにいたるまで料理がすべておいしかったので完食した。
具体的な料理名や写真は残念ながら何も残っていないのでご紹介できないが、もう一度シチリアを訪問するチャンスがあれば必ずこのレストランには再訪すると思うほどのお勧めのレストランとなった。
ワインはシチリアの赤ワインのフルボディーのお勧めをたずねて、30ユーロぐらいの適当なものを持ってきてもらったが、シチリア島のレストランで30ユーロも出すと、それはそれはおいしいワインが飲める。シチリアの赤ワインは本当においしいのだ。日本では1300円程度でCORVO(コルボ)が比較的簡単に入手できるが、コルボよりもはるかにおいしいワインがいっぱいある。日本にはシチリアのおいしいワインはあまり入ってきていない。生産数量が少ないので、シチリア島内やイタリア国内の需要にしか回っていないのかもしれない。とにかく、シチリア旅行中、毎晩1-2本は赤ワインをあけていた。今思うとすごく贅沢なことである。
デザートの後にはお決まりのGrappaを注文。ここでもウエイターにお勧めを聞いてもってきてもらったのが、Grappa al Ginepro dell'Etna (写真)。このグラッパがまたまた絶品。普通のグラッパに松の実のようなものを入れて薬草の香りを加えたようなものなのだが、とにかく香りが豊か。名前を控えて翌日から酒屋を探して回ったところ、タオルミーナの酒屋で発見でき、お土産に持ち帰ることができた。日本に帰国後、WEBでいろいろ探してみたが、今のことろ売っている店を見つけたことはない。(売っている店があったら、どなたか教えてください!)。
PS
ちなみに、東京都内(笹塚の近所)には、MUNIRO(無二路)というシチリアンレストランがあるので、シチリア料理に興味がある方はぜひ行ってみてください。昔、あの「堀江さん」がよく食べに行ったことで有名になり、私も家内と休日にわざわざ1時間もかけて食べに行きましたが、本場の味がよく再現できていると思います。おいしいです。
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