2008年5月 5日 (月)

名古屋港水族館+イタリア村

中国旅行の際、セントレアを基点としたので、名古屋で一泊し、名古屋半日観光を組み込みました。

観光場所は、名古屋港にある港水族館とそれに隣接するイタリア村に決定。

港水族館では、シャチのトレーニングが圧巻。シャチがイルカのように水面ジャンプをするのは初めてみました。全長6mもあり、とにかくでかいので迫力があります。

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鰯の回遊もなかなかの見ものです。

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捕食魚に追っかけまわされていると考えるとちょっとかわいそうかなとも思えますが、まあ、あまり物事は深く考えないことにして自然美を堪能しましょう。

Img_2351_2 右がイタリア村。ベネチアをベースに、イタリアっぽい建物を寄せ集めた感じかな。


真実の口があったので、娘をおもちゃにして遊んでしまった。「そこは鼻だよ」。

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ベネチアの運河の脇にフィレンツェのダビデが立ち、その脇には足湯があります。シュールな組み合わせに思わずシャッターをおしてしまった。

ということで、なかなか楽しめる場所でした。
ショッピングモールの3Fにあるレストランもとってもおいしそうでした(ただし食べていませんのでコメントできません)。

2008年5月 4日 (日)

成都パンダ繁育基地

九寨溝観光の後、成都に一泊しました。

成都では、地元の人でにぎわうレストランで、四川名物?の変面ショーを観劇しました。
変面ショーとは、京劇のようなお面を何重にもかぶった人が、扇子で顔を隠す一瞬の間に面を次々に変えていくもので、単純ですが結構面白いです。

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翌朝、早起きして朝8時にはホテルを出発し、成都パンダ繁育基地を訪問しました。

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ここは、成都の都心から自動車で20分程度の場所にあり、観光便利。
客層は、欧米人が非常に多い。
パンダが30数頭育成されており、生後1年未満のパンダが8頭もいた。
しかも、本当に2-3mの距離でパンダがじゃれている様子を見られるので、
パンダ好きにはたまらない場所といえます。Img_2160
これは双子パンダがじゃれているところ。
上のパンダが、がけの下から這い上がってくるパンダに上からパンチを食らわし、がけから転落させている瞬間の絵。愛らしい顔をしていてもやはりパンダはやることは熊なんだ、と改めて感心した瞬間でした。
娘は、「パンダちゃん、アンパンチしてたね」と興奮していました。


右は決してパンダの着ぐるみと娘のツーショットではありません。400元払うとパンダをさわり2ショット写真を撮ることができます。ただし、右のような青年パンダ(2歳)が相手です。猛烈な勢いでバリバリ竹を食い散らかしているので結構迫力あります。娘も怖がっていました。パンダを触った家内によると、パンダの体毛はごわごわの剛毛とのことです。
ちなみに、1000元を支払うと、1歳位の赤ちゃんパンダを抱っこできます。お金持ちの華僑と欧米人が大金を支払って写真を撮っていました。
ガイドの情報によると、パンダ写真は毎年値段が上がってきているが、それは営利目的ではなく、写真撮影の数を抑制することが目的とのことで、たぶんあと数年もするとこのサービス自体がなくなる方向とのこと。写真を撮影するときには、パンダの注意を食欲に向かわせるために大量の竹を与え続けないといけないが、それがパンダをわがままにしており、決して好ましいことではないからやめたいのだと。

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8匹いる1歳以下の赤ちゃんパンダの餌付けシーンです。
赤ちゃんパンダがじゃれているのは、本当にぬいぐるみがじゃれているみたいでかわいかったです。





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パンダ基地には、大熊猫のみならず、小熊猫(レッサーパンダ)も大量に飼育されていますが、かわいそうに人気はいまいちのようです。(2ショット写真は80元とのこと)

2008年5月 3日 (土)

九寨溝に行ってきました!

2008年4月25日~30日の日程で、両親(76歳と70歳)+家内+娘(2歳8ヶ月)の5名で九寨溝旅行に行ってきました。

中部国際空港→北京→成都→九寨溝→成都→北京→中部国際空港を飛行機で移動するという行程でした。

九寨溝のガイドは、WEBで見つけた「四川省中国青年旅行社欧米支社」にお任せしました。日本語ガイドを42名も抱える成都では大手の旅行会社さんで、日本の大手旅行会社も九寨溝旅行のガイドに使っているとのこと。我々家族が3日間お世話になったのは、呉さんというガイド暦3年の女性でしたが、若いにもかかわらずVIP対応も経験豊富なようで、安定感があり非常に助かりました。


呉さんと娘。(ぼかしを入れてあるのが残念ですが、結構な美人さんでした。)

もともと九寨溝と黄龍の両方を回ろうと思っていたのですが、黄龍は高度がたかく高齢者と幼児には厳しいとの記述が多かったので、最初からあきらめて九寨溝観光だけに絞りましたが、それは正解だったようです。黄龍の4月ー5月はまだ水が少なく、正直あまりきれいではないそうです。

 

九寨溝・黄龍空港から九寨溝の入り口までは、自動車で約90分の距離ですが、道路は完璧に舗装されており、時速60キロ程度で安定して走行可能であり、道路渋滞も一切ありませんでした。                                             

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九寨溝の入り口です。
ここで入園料を払って入園します。
世界中の華僑が観光にやってきますのですごい人ごみです。欧米人は以外に少ないです。
園内の観光バスは250台あるそうです。                                                         

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昨年ANAのCMで見たとおりの透明度の高い真っ青の川と湖の連続です。
6月ごろまでは、山腹に雪をいただいた景色が見られるそうです。

                                                                                                                                                                                               


娘は結局おんぶザックにのっけて歩きました。空気が薄いためか、20-30mも歩くと「パパ、だっこしてー」となってしまいました。やはり幼児には高所はきつかったようです。

道は園内は木道が完全に整備されていますので、スニーカーで十分です。高齢の両親も問題なくハイキングを堪能できました。      

ホテルはシェラトン九寨溝リゾートをインターネットで予約しました。さすがシェラトンだけあって宿泊中問題はありませんでした。ガイドさんに聞いても、シェラトンは問題ないとのこと。九寨溝の周りには、ローカル系のホテルが大量に建っていますが、サービスは正直あまりよくないようです。

夜は、シェラトンホテル内のホールで毎日開催されているチベット族とチャン族の少数民族舞踊ショーを見ましたが、これはショーとしては結構レベルが高く、以外にも面白かったです。

Img_1890_3Img_1862_3                                                                                  

PS
ちなみに、九寨溝地域のチベット人は経済的にも文化的にも漢人化が進んでおり、チベット族によるデモンストレーションなどの行動はみられないとのことで、テレビの報道とはずいぶんイメージが異なりました。成都のカルフールにも行きましたが、普通に営業していました。

 

2008年1月10日 (木)

ハウステンボス(長崎)

今年のお正月、家族を引き連れ長崎旅行に行った。1泊目:雲仙温泉、2日目:ハウステンボスの日程。

1泊目の雲仙温泉は、老舗の九州ホテルさんに宿泊。「雲仙地獄」の真裏に位置し、露天風呂の壁の裏が雲仙地獄というロケーション。

Img_3071_2 施設は前回の改装から若干時間が経過しているだけあって若干古い印象を受けたが、ここの売りは洋食料理。スープのチョイスでブイヤベースを選んだがコレが絶品。メインでは、スズキのムニエル、和牛ステーキ、あわびのステーキ、カンパチのハワイトソースがけからのチョイスであったが、家族全員別々のものを選び、一口ずつ味見したがどれも最高。大型ホテルの夕食でのサービスとはとは思えない味でびっくり。ワインリストは全体的に高めではあったが、品揃えには結構気を使っており、大抵の銘柄は網羅している。ご立派。正直、あまり期待していなかっただけに非常に満足してしまった。家族もえらく気に入ったらしく、父はもう一回来たい、と何度も繰り返していた。(写真は付け出し。お皿もおしゃれでした。)

2泊目はハウステンボス。大晦日に行ったので結構多くの人でにぎわっていた。(ここのテーマパークの大晦日のカウントダウンは地元では結構有名らしい。)子供がまだ小さいので、いわゆる「アトラクション系」にはまったくよらず、一日中、街の散策と博物館めぐりに費やしたが、意外や意外、これが結構楽しめる。ギヤマン美術館にしても、陶磁器博物館にしても、相当しっかりとしたコレクションなのだ。

街自体がバブル期の設計なので、バブル仕様でつくりがしっかりしており、まさに本物のオランダの街が再現されている。DISNEYランドのような張りぼての街ではないので金の掛け方がまるで違うのがわかる。よくもまあこんな町を佐世保につくったなあというのが実感。こうしたしっかりとした観光インフラを作れたとい意味ではバブルも悪くなかったんだと変なところで感心してしまった。本物のオランダに飛行機で行くことに比べたらはるかに安く上がると考えればお得感あり。ただし、当然のことながらオランダ人までは移住していないので、欧州旅行で味わえる雰囲気そのものまでは再現できないが・・・・。Img_3163

夜になると町はイルミネーションで非常に美しくライトアップされた。大晦日は、今年は20時からと24時からの2回もカウントダウンがあり、かなり大規模な花火の打ち上げがあった。どちらもスターマインをふくむ約20分の壮大なもの。夏の花火大会並でこれまたびっくり。お勧めでした。

客層としては、ざっくり20%-30%は中・台湾・韓国からの観光客。九州はアジアに近いことを改めて実感。(東京からよりも近い!)

意外に楽しい九州旅行でした。

2008年1月 7日 (月)

シチリア島の想い出(6)

セリヌンテとセジェスタ

セリヌンテはとにかく広かった。入り口近くの神殿は比較的保存状態がよいので、時間がない人はここだけを見ればよい。私は1回目の訪問では入り口部分だけしか見なかったので、2回目はじっくり時間を取って1Kmはなれた奥の遺跡群も訪問した。しかし奥の遺跡群はまさに廃墟といった趣で、観光ブックにも写真の紹介はない。廃れた雰囲気には十分浸れるが・・・。ここでもよくわからないのは、奥の遺跡群はカルタゴの植民地跡と同居していること。カルタゴはギリシャ植民地を徹底的に破壊したのでは? カルタゴ人は、破壊した神殿の脇に植民都市を建設したことになる。人の気持ちとして、廃墟の神殿の横に都市建設をするものだろうか? 次回訪問までには歴史をしらべておくことにしよう。

セジェスタの神殿は本当に保存状態がよい。また、場所ものっぱらのど真ん中。なぜここなんだ? という疑問がふつふつと沸いてくる。宇宙人と交信していたのでは? などというトンでも本を信じたくなる光景が目前に広がる。

神殿は駐車場から比較的近いが、古代劇場は徒歩20分の山の上にある。私と家内は夕方遅くに行ったため、古代劇場への道のりでは、往路はまだ観光客が何人かいたが、復路では完全に取り残されてしまった。結構不気味な光景となった上に、雨まで降ってきて不安に思っていたところ、遺跡の管理人(修復人)がたまたま軽トラックで上ってきたので、くだりはそのトラックに乗せてもらった。観光本によると、日没1時間前までが開館時間とのことゆえ、夕方遅く行く方は気をつけましょう。

セリヌンテとセジェスタ、どちらもギリシャの史跡としては非常に保存状態がよいので、レンタカーで廻るならぜひとも訪問したらよいと思う。道路はシンプルで標識通りに進めば迷うような箇所はまったくなし。

シラクーサ

シラクーサの考古学地区(町の北側)は古代劇場くらいしか見所がない。保存状態もあまよくないので、私個人としては印象が薄い。南のオルティジア島の方が、中世以降の景観をよく残していて、歩いていて面白い。治安面はなんとなく危なそうな雰囲気が漂っていたが、夜歩きをふらふらしたくなる魅力のある町並みで、若者があふれていた。無責任な発言だが、身ぐるみはがれても問題ない格好でふらふらしてみるのも一興では?(私は、高校生風の二人組みに尾行されていることに気がつき、後ろを振り返り睨み付けてやったら、その後はついて来なくなった。恐喝でもする気だったのかな?)

地球の歩き方には、この町のレストランではウニスパとイカ墨スパが食べられると書いてあったので期待していたが、残念ながらウニスパを出すレストランは発見できず。私が訪問したのが3月末だったので、季節が若干悪かったのかもしれない。その代わりイカ墨スパはたいていのレストランで出していることを確認した。

私は、中でもそこそこ高級そうに見える「ダルセーナ」というオルテイジア島に入ってすぐの運河脇のレストランでイカ墨スパを食べたが、可もなく不可もなく、まあ無難な味付けであった。(イカ墨スパは、ヴェネチアの魚市場前のレストランが圧倒的においしかったな・・・。)

PS

ちなみに、イタリアを旅行する際、ホテル予約はJolly Hotel GroupのWebが便利。イタリアの主要都市にはホテルがあり、価格はReasonableで設備・サービスもそこそこで安心できる。場所は観光地区からは若干(1Km程度)離れていることが多いが、レンタカーで廻る分には旧市街のど真ん中にあるより探しやすく却って好都合。WEBに英語があり、予約できるところもありがたい。私は、AgrientoもSiracusaもPalermoもJolly Hotelを使った。

http://www.jollyhotels.it/default_eng.asp

2008年1月 6日 (日)

シチリア島の想い出(5)

Piazza ArmerinaのVilla Romana del Casale

Piazza Armerinaの旧市外地区は、欧州によくある中世以降の古い町並みゆえそれほどものめずらしいものはないように思う。ここでの見物は、市外から車で15分(約5KM)ほど離れた場所にある古代ローマ別荘である。

シチリア島内は、観光地への道路標識は親切に整備されているので、レンタカーで移動する分には迷わずに目的地に到達できる。(とはいうものの、説明は難しいが、日本人の文化的常識とは若干異なる表示の仕方をしているので、慣れるまでに何度かは「騙された」が、経験をつんでくれば騙されなくなる。イタリアはまあ大丈夫。関係ないが、スペインの道路標識は本当に難解で、「どうしてこの標識でこちらの方向に進むのだ、ありえない!」ということが多々あり、最後まで慣れることはなかった。端的に述べると、ラテン系民族は、程度の差こそあれ、直感的・主観的な説明をするのである。日本人的にはきわめて不親切に感じる。)

このローマ時代の別荘のモザイクは必見。ローマ遺跡は欧州各国いろいろ見て廻ったが、これほど大量かつ保存状態がよい遺跡は他にない(と思う)。古代浴場の床にはりめぐらされたモザイク模様には、有名なビキニ姿の女性のデザインもある。ローマから離れていたからこそ、大規模な破壊を免れたのだろう。多少無理してでも、古代遺跡ハンターとしては、ぜひとも訪問しておきたい場所だと思う。

Agrigento

ギリシャ神殿に関しては、規模はアテネよりも小さいが、保存状態はシチリア島内の遺跡の方がはるかによい。Agrigentoのコンコルディア神殿、セジェスタの神殿は保存状態という意味では双璧。1回目のシチリア旅行でコンコルディア宮殿を訪問した際、目の前にホテルがあるのを発見。Hotel Athenaと言い、部屋の窓から遺跡が見えるホテルとして結構有名だということがわかったので、2回目の訪問時には、3ヶ月前からホテルに予約を入れ、遺跡が見える側の部屋を予約しておいた。ところが、旅行の1週間前になって、ホテル内装工事が大幅に遅延したため、部屋を用意できないと一方的にキャンセルしてきた。Agrigentoにはホテルは多く、他のホテルを探すのはまったく問題なかったが、きっとイタリアのことだからオヴァーブッキングに違いないと思い、遺跡訪問の後、文句を言うためにHotel Athenaに立ち寄ったところ、本当に内装工事をしていた。イタリアにあっては、工期が遅れるのは仕方ないのかなあとは思いつつ、であれば、最初から余裕を持って部屋の予約を受け付ければよいのに・・・・、と日本人的な発想をしてしまう自分を発見。ともあれ、このホテルへの宿泊は、老後の楽しみにとっておくこととなった。(きっと景色がよいだけでろくなホテルではないのだろうけれど・・・)。

ちなみに、Agrigentoの考古学博物館には、新世紀エヴァンゲリオンで出てきた人像柱テラモーネのオリジナルがある。私はマンガお宅ではないのでエヴァの詳細を理解しているわけではないが、エヴァの基本は旧約聖書をモチーフとしていなかったか? なぜギリシャ遺跡が関係してくるのか?、などという疑問がふつふつと沸いてきたが、どうでもよいことなので忘れることにした。

博物館内にあるテラモーネで囲まれた壮大な神殿の再現模型を見たが、2400年前にタイムスリップしてぜひとも実物を見てみたいという念に駆られた。今のAgrigentomには、かつて30万人もの人が住み、世界でもっとも美しい都市といわれた町の面影はまったくないだけに、想像力を掻き立てられる。

2007年12月29日 (土)

シチリア島の想い出(4)

治安のお話

シチリアの治安は悪いはずだが、幸いにして私にはその実感がないと先日記した。また、外務省の危険情報が昔ほど生々しい事件の記述を意図的に削除した(らしい)ことも記述した。ちなみに、昔、外務省の危険情報に書いてあった事件例で私の記憶に残っているのは以下のような内容だった。

日本人観光客(中年夫婦)がレンタカーでシチリア島内の高速道路を降りた後、町に向かうローカル道路を走行中、信号待ちをしていたところ、後ろからきた二人組みのバイク強盗にいきなり自動車の後部ガラスを鉄パイプかち割られて、危険を察知して自動車から逃げ出したところ、トランクを開けられ、スーツケースを強奪された、というもの。幸いなことに怪我はなかったとのことであった。

この手の生々しい実際の事件が他に3例くらい紹介されていた。結構手荒い手口での強盗さんがいるようだ。さすがマフィアの島だと思った記憶が残っている。

私自身はシチリア島内でかかる事件に巻き込まれたことはないが、ナポリでは典型的な手口であやうく餌食になりかけたことがあるので、参考まで以下簡単に紹介しておく。

ナポリ中心部の某有名ホテルチェーンに宿泊したが、ナポリ中心部は駐車場が不足しているのでホテルが外部の駐車場と契約していることが多い。今思うと、この駐車場が問題だった模様で、駐車中に後部車輪に釘を打ち込まれたらしい。ホテルの受付と結託していた可能性もある。チェックイン時からめぼしをつけられていたのかも知れない。

チェックアウト後、車をピックアップして街中をしばらく走行しているとパンクに気がついたが、下手にナポリの街中で駐車するとどんな目にあうかわからず危険と思い、とりあえず高速道路に乗り込み、高速道路の路側帯でタイヤ交換をすることにした。後知恵だが、この判断が間違っていた。

停車して2分もすると、陽気なイタリア人が路側帯のすぐ後ろに自動車を停車させ、いわく「修理工場を紹介してやるから俺の車について来い、次の出口で降りよう、ここは危険だからすぐに車を動かせ」と英語で親切なオファをくれた。

今となっては彼が強盗さんなのか、本当に親切な良い人だったのかは定かでないが、私はそのとき、直感的にこの人は「強盗さんだ」と思い、丁寧にそのオファをお断りするも、かなりしつこい。3分間位のやりとりの後、彼はあきらめて立ち去ったが、その際、誰かにに電話をかけていた。どうやらこの場所を連絡している模様。可能性は二つで、観光客を助けるために警察に通報したか、強盗仲間を呼ぶかだ。

タイヤは完全にパンクしており交換なくして走行は不可能。現場から一番近いAVISの店に逃げ込むのも手と思い、AVISのコールセンターに電話を入れて事情を説明すると、若いイタリア人女性の声で、「危険だから、今すぐ逃げなさい」と切迫したアドバイス。どうやらイタリアの高速道路は本当に強盗の巣窟らいいことがわかってきたが、そんなこと言われてもどうしようもない。自力で大至急タイヤ交換し脱出するしか方法がないらしいことは明確となったが・・・・。

AVISの女性に最寄のAVISの場所を確認していると、神の恵みでイタリアのパトカーがたまたま通りかかり、私の自動車のすぐ後ろに停車し、「今すぐ自動車を動かして逃げろ」とこれまた同じアドバス。事の重大さがだんだんずしりとしみてくる。

AVISの女性に、「今警官が二人隣に来て、今すぐ自動車を動かせといわれている」と話したところ、「危ない、偽警官かもしれない、私が確認してやるから電話を代われ」。何がなんだかわからなくなってきた。

しばらく、警官の1名とAVISのお姉さんが大きな声でやり取りを続けていると、もう一人の警官が「ここは本当に危ないのでとっととタイヤを交換して出て行ってくれ」といって、もくもくとタイヤ交換を始めてくれた。

結局、AVISの女性と電話に出た警官はお互いに理解し合えず、「あなたは本当に警察なの、証拠みせなさい」というような無益なやり取り(想像)を延々と5分間くらい続けた挙句、、警官が気の強いイタリア女性に屈服した格好で携帯電話を私に返してきたが、その間にもう一人の警官によるタイヤ交換は無事終了していた。

AVISの女性に現状を説明し、どうやら本当の警官であることを理解してもらい電話を切り、パトカーの先導により路側帯を脱出した。

私の場合は、たまたま本物の親切な警官が通りがかり、事なきを得たが、最悪のケースでは、強盗団が仲間を呼び寄せ身ぐるみはがれていてもまったくおかしくなかったのだろう。

この事件以降、レンタカーで借りる自動車はできるだけありきたりのミドルクラス車に限定し、ホテルからチェックアウトして出発する際には、自動車の4つの車輪にいたずらされた形跡がないかチェックするようになった。

イタリアらしいエピソードで、今となってはお笑いごとであるが、これ位の心構えはしておいたほうが、実際にその場に直面した際にパニックにならずにすむと思うのでご紹介したまで。

でも、こんな局面を経験すること自体、まれだろうから、あまり心配せずにイタリア旅行を楽しみましょう!

2007年12月28日 (金)

シチリア島の想い出(3)

タオルミーナ

世界的に有名な保養地・観光地で、あの映画「グラン・ブルー」のロケ地としても有名。観光ブックによく紹介される写真は、ギリシャ劇場から右下にイオニア海の海岸線を見下ろし、左上に噴煙をあげるエトナ山を見上げる構図だが、写真と実物とでは迫力がまったく違う。こんな美しい風景は他に見たことがない。(日本でたとえるなら、三保の松原から噴火する富士山を見上げながら、その脇には金閣寺がそびえている構図、とでもなるのかな?) とにかく、老後にぜひもう一度訪れたいと思う景勝地である。

ここでのお勧めはやはり食事。ウニのスパゲティが食べられる。日本人観光客が大量に入り込んでおり、有名なレストランの前には日本語で「ウニのスパゲティ」とメニュが張り出されている。私は2回合計3日間の滞在期間の昼と夜の都合6回のチャンスにすべてウニスパの食べ歩きを敢行した。その中でダントツでおいしかったのは、ウンベルト広場の路地から海側のくだり斜面の細い坂道を入ったところにあるレストランで、記憶が定かでないが、確か'Mama Rosso'(赤おばさん?)というこじんまりとしたトラッテリアだった(と思う)。細い路地は2-3本しかないし、トラッテリアも10数軒しかないので、Rosso(赤)をキーワードにすれば、比較的簡単に探せるのでぜひ探してほしい。レストランのテーブルクロスがすべて真っ赤なのも目印になる。私の知人は上記の情報で無事このレストランをに行き着けたので、きっと大丈夫。

ウニスパの味付けには、ガーリック味とトマトソース味があり、レストランによって異なるがほぼほぼ半々のイメージ。私はガーリック派。トマトソースにするとウニの味が負けてしまう。Mama Rossoはガーリック多目、ウニ多目で、ベストなバランスだった。ウニスパには赤ワインがあう。毎食ボトル1本ずつあけていた(ただの酔っ払いである)。

タオルミーナは高級観光地ゆえ、ブランドショップが立ち並び、物価は高いがどこに行っても英語が通じるので非常に楽。長旅の息抜きにはもってこい。治安も不安はない。ただし、レストランに入る際、客引きをしている店は要注意。客引きをするような店は本当にまずいことが多い。とある料理写真付きの日本語メニューのある客引きレストランに入ったが、ここは本当に悲惨で、「今日の素材はこれだ」と言って調理前の生魚を大皿に入れて持ってきたが、材料が古くてすべての魚が疲れていた。こんなものを食べたら食中毒になると思い、水代として5ユーロ払い店を出た。くれぐれも気をつけましょう!

2007年12月25日 (火)

シチリア島の想い出(2)

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この町は中世の歴史建造物がたくさんあり、それなりに観光を楽しめる。観光の薀蓄は観光ブックにゆずるとして、ここでおいしいレストランのご紹介を。

私は家内といっしょに地球の歩き方に紹介されているレストランからSantandreaを選んで行ってみた。シチリアの家庭料理とのことであったが、ここが最高においしかった。

場所はヴィッチリア市場の裏手というか、サン・ドメニコ教会の裏20mくらいのところにあり、比較的わかりやすい場所にある。昼間にレストランを訪問し、夜の予約を直接お願いする。英語はまったく通じなかったが、トラベル伊会話で十分事足りた。結構観光客慣れしている様子。店の前にメニューが張ってあったがすべて伊語。なんだかよくわからないが、まあなんとかなるだろうと思い、夜の7時ごろに再訪。

注文するのにトラブル可能性が高いと思い、開店の7時調度に訪問したが、すでにアメリカ人観光客の6人組が先客として入っていた。ウエーターが来て、伊語は話せるか?と聞かれるが、もちろんNO。すると、英語を話せるウエートレスが一人だけいるので彼女を待て、と指示された。

アメリカ人の対応が終わってわれわれの席に廻ってきたのは、たぶん学生さんと思われる(アルバイトらしい?)若い女の子。伊語訛りのわかりにくい発音だったが文法は正確。本日の定食メニューをフルコースひとおり説明してくれた。われわれはせっかくだからということで、4品フルコースにチャレンジしたが、これがまたどれをとっても絶品。シチリア料理は、イワシの味付けとパン粉の使い方に特徴があると思うのだが、私はミラノやフィレンツェの高級レストランで食べるのより、この店の味付けの方が好きだ。ボリュームは、最初から覚悟していたとはいえ、すごい量で正直苦しかったが、デザートにいたるまで料理がすべておいしかったので完食した。

具体的な料理名や写真は残念ながら何も残っていないのでご紹介できないが、もう一度シチリアを訪問するチャンスがあれば必ずこのレストランには再訪すると思うほどのお勧めのレストランとなった。

ワインはシチリアの赤ワインのフルボディーのお勧めをたずねて、30ユーロぐらいの適当なものを持ってきてもらったが、シチリア島のレストランで30ユーロも出すと、それはそれはおいしいワインが飲める。シチリアの赤ワインは本当においしいのだ。日本では1300円程度でCORVO(コルボ)が比較的簡単に入手できるが、コルボよりもはるかにおいしいワインがいっぱいある。日本にはシチリアのおいしいワインはあまり入ってきていない。生産数量が少ないので、シチリア島内やイタリア国内の需要にしか回っていないのかもしれない。とにかく、シチリア旅行中、毎晩1-2本は赤ワインをあけていた。今思うとすごく贅沢なことである。

デザートの後にはお決まりのGrappaを注文。ここでもウエイターにお勧めを聞いてもってきてもらったのが、Grappa al Ginepro dell'Etna (写真)。このグラッパがまたまた絶品。普通のグラッパに松の実のようなものを入れて薬草の香りを加えたようなものなのだが、とにかく香りが豊か。名前を控えて翌日から酒屋を探して回ったところ、タオルミーナの酒屋で発見でき、お土産に持ち帰ることができた。日本に帰国後、WEBでいろいろ探してみたが、今のことろ売っている店を見つけたことはない。(売っている店があったら、どなたか教えてください!)。

PS

ちなみに、東京都内(笹塚の近所)には、MUNIRO(無二路)というシチリアンレストランがあるので、シチリア料理に興味がある方はぜひ行ってみてください。昔、あの「堀江さん」がよく食べに行ったことで有名になり、私も家内と休日にわざわざ1時間もかけて食べに行きましたが、本場の味がよく再現できていると思います。おいしいです。

2007年12月23日 (日)

シチリア島の想い出(1)

このブログで病気ネタを続けていたら、なんだかとっても疲れてきたので、気分転換に病気になる前の楽しかった記憶の引き出しを引っ張りだすことにした。

私は90年代の後半から2000年代の前半まで、欧州の某都市に駐在するチャンスに恵まれた。欧米系の駐在体験を社内で話題に出すとなにかと評判が悪いことが多い(=会社の金を使って遊んでばかりいたと思われてしまう)ので、楽しい旅行計画に資するような情報はいっぱい持っているにもかかわらず、それを役立てるチャンスがないのが実態。記憶がまだ残っているうちに、あれこれ書き留めておくことにしたので、欧州への旅行計画の参考しでもしていただければ幸いである。

まず最初は、一番大好きなシチリア島の想い出から。

私が欧州で一番好きな観光地がシチリア島である。食事がおいしい、海がきれい、ローマ・ギリシャ遺跡が大量に残っており保存状態もよい、物価も比較的安い、自然の景観美もある、気候も最高!、等々良いことだらけ。しかし、それらの長所をすべて足したものとバランスしてしまうくらい治安が悪い(らしい)ことは指摘しておかなければならないだろう。

私は幸いなことに2回のシチリア個人旅行で、危険な目には一度もあっていないので、シチリアの治安が悪いなどという実感はない。(ナポリでは結構危ない目にあったことがある。このネタはいつかチャンスがあれば別途ご紹介する。)

今でこそ、外務省のWEB内にある海外危険情報は、観光団体からの圧力を受けてか、小泉さんの自己責任の徹底の流れなのか裏事情は知らないが、情報が完全に骨抜きにされて、治安状態に関する記述は生命にかかわるような情報以外はほとんどなくなってしまったが、一昔前までは、それはそれは下手なホラー小説よりも怖い記述が満載であった。特に、イタリアやスペインの記述は相当なもので、これを読んだら旅行を取りやめたくなるような話題が多かった。中でも南イタリア・シチリア島の強盗の話題はバイオレンス系で、本当に生きて帰れるのか不安に思えるほどであった。旅行中に強盗に出くわす可能性はきっと最大でも10%程度以下であろうから、あまり心配する必要はないのだろうが、出くわすことを常に想定し、すきのない行動を心がける必要はあると思う。(その意味で、外務省の危険情報の弱体化は非常に残念に思う。あれを読むのと読まないのとでは、気持ちの持ち様が違う。)

シチリア島内は観光ポイントが散在しているので、効率的に回るにはレンタカーが便利。バス便もあることはあるが、本数が限られているので時間制約のある社会人にはちょっときついかな、という感じか。私は2回ともレンタカーを利用した。飛行場は往復ともパレルモを拠点とし、1回目は島内を左回り、2回目は右回りした。

細かな話だが、レンタカーを借りる際の注意点としては、あまり高級車を借りると犯罪者に狙われる確率が高くなるので避けるべし。安いカテゴリーにしすぎると、韓国車になってしまうことが多い。地中海ドライブを韓国車でするというのも若干興ざめの感があるが、かといってイタリア車では故障に出くわす確率が高くなり、治安上問題あるシチリアではお勧めできない。予約の際には、ミドルクラスの車種でドイツ車かフランス車を指定しておくのが無難だろう。また、欧州ではオートマチック車の普及はまだまだ遅れているので、レンタカーでオートマ車指定予約をしていても、現地についたらオートマ車はないということが多い。したがって、オートマ車指定の免許しか持っていない人が、欧州の田舎旅行をレンタカーで回る旅程を立てるのはリスキーであると思う。(また、左ハンドル車のマニュアルミッション操作は、運転したことがないならば、慣れるのに20-30分は必要。事前にイメージトレーニングしておきましょう!)

訪問した観光地は、パレルモ、セジェステ、セリヌンテ、ピアッツァ・アルメリーナ、シラクーサ、タオルミーナ等。それぞれの観光地で、私のお勧めポイントを記述していくことにする。

(つづく)

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